日本は基本的に平和なので、そこまでスリに気を付けなきゃ、という意識がない方が多いです。しかし海外に行けばスリや置き引きなんて普通ですし、日本のように治安が良いところばかりではありません。男旅だから大丈夫と思っている人もいますが、男だけだろうが女だけだろうがスリは狙いやすい人間を狙っています。
現地人に扮していれば誤魔化せると思っている人もいますが、実際住んでいる人と旅行客では雰囲気が違います。化粧の仕方、持っているもの、喋り方等様々です。そういった観点からスリ師にはバレてしまうため、現地のスーパーのエコバッグを持って現地人に扮していても無駄なのです。それではどうすればスリにあわないのでしょうか。スリにあう人はあうし、あわない人は決してあいません。両者にはどんな違いからスリにあわないポイントを説明していきたいと思います。
第一に海外では高価なものは持って行かないことです。安ければ良いという訳ではありませんが、ブランドの服や一眼レフのカメラなんかは目につきやすくなります。そうするとターゲットになりやすくなるのです。
第二に気を抜かないことです。カフェやレストランに入った時は気を抜きがち。良く日本のカフェでもスマホを出しっぱなしにしている人がいますが、これは要注意です。鞄を隣の椅子に置きっぱなしなんて気の抜けた行動もNGです。鞄は足の間に置いておくか、せめて人がいない方向に置くようにしましょう。
第三に旅行先で誰かに話しかけられた時には鞄をしっかり握っておきましょう。スリの良くある手口なのですが、一方が話しかけている間にもう片方が鞄から金目のものをスルのです。鞄はチャックが閉まっているのが大前提ですが、それでもカッターなんかで切って盗まれることもあります。
第四にポケットに物は入れっぱなしにしないことです。意外と多いのですが、ポケットに物を入れておくのは盗んでくれと言っているようなもの。一方でポケットを活用してスリを防ぐこともできます。現金を直接ポケットに入れておいて、そこに常に手を入れていれば盗むことはできません。小さなものであればそれでも大丈夫です。
一番のおススメは盗まれたくないものを持って行かないことです。貴重品はそれこそ財布とスマホ程度にしておいて、他は盗られてもいいやぐらいの気持ちで持っていきましょう。海外の治安は日本ほど良くはありません。そのため旅行先では気を抜かずに気を付ける必要があります。海外旅行に行くのが初めてな人やスリにあったことがある人は自分の普段の行動を顧みて注意するようにしましょう。